美しい道具は美しいパーツの集合体であるという考えの基、
10種の特別なパーツで構成された眼鏡を作り上げました。

10eyevanのデザインの起点となるパーツがこのβチタン製のトルクスネジです。このネジを作りたいという思いから10eyevanのデザインはスタートしました。力の伝導効率が非常に高く、カムアウト現象が少ない六角星型の美しい形状のネジ頭を持つトルクスネジはネジの最高峰と言われています。さらにOSロックという緩み止め加工を施し、材質にβチタンを採用する事で丁番部の使用に堪えうる強度も備わった優れたパーツが出来上がりました。
リムを製作した丸山氏がチタンの伸線を行いネジの専業メーカーにて製作した、この全く新しいネジの開発は金型の耐久性の問題など様々な問題をクリアする為に3年以上の時間が必要となりました。職人の蓄積されたネジ作りのノウハウや知識と工場が持つ最新の機械を駆使した技術を合わせて出来上がったネジは、機能性と美観性に同等の価値を置くというブランドの考え方を具現化した物に仕上がりました。

10eyevanオリジナルβチタントルクスネジはトルクス圧が高く(締め付け易い)、OSロック機能で緩み止め機能を有している為、受け側となる智の寸法を極限まで細くする事が出来ます。そのメリットを最大限に活かしたパーツが、このオリジナルのチタン製の割智です。

最細部で1.7mmという極細な寸法を実現しながらも表面を丸みのあるフォルムにして10eyevanチタンリムとのデザイン的な親和性も高めました。個々のパーツはその部位に求められる役割を最大限果たす構造や材質を有しながらも、それぞれのパーツが継ぎ接ぎの様にならない様、紐付けされ自然な流れで調和し眼鏡の全体像として一体感が出る様にデザインしています。

レンズを支える重要なパーツであるリムは、リム線を約40年間開発し続けている職人 丸山裕恭氏に製作を依頼しました。前面は甲丸で後面は角を立てた特殊な形状を持つチタン製リムの背面には10柄のレリーフを施しました。伸線や溝線加工などチタンリムを製造する上で、材質の良さを最大限に活かす為にノウハウを駆使し、製造する機械からオリジナルで製作するなど丸山氏のチタンという素材に対する探究心がこのパーツに凝縮されています。細心の気配りがなされた生産工程により金属の組織が均一で美しい状態に仕上がったリム線は表面の荒れが少ないという外観の利点のみならず、ゲージでレンズの形を出す際に図面通りのデザインを正確に具現化してくれるというメリットも併せ持っています。

製品に用いられるレンズとしてはダミーレンズと呼ばれるアクリル製のレンズが一般的なのですが、10eyevanの製品にはCR39という度付きレンズにも使用される品質の高いプラスチック製のレンズをセットしています。

UVカットと反射防止コートが備わった機能的にも優れたこの特注のCR39レンズは2ベースカーブという独特なカーブ感を持ち、フレーム全体の直線と曲線や平面性と立体性といったデザインバランスを形成する上での重要な役割りも担っています。

10eyevanのすべての製品の左側のレンズには一点ずつレーザーの機械で掘った10のブランドロゴが入ります。

シェルパッドに設置されたシェル型ヒンジは構想から商品化までに2年以上の歳月を費やしたオリジナルの取り付け構造を持つパーツです。

このヒンジの為に開発した専用の工具を使用し、取り付けと交換が容易で装用時ははずれ難いという理想的な設置構造が特徴です。眼鏡本体にパットを取り付ける方法としては過去の眼鏡史には存在しない世界初の構造になり、2016年に特許を取得しました(特許 第6039851号)。貝を開く様な取り付け方法と形状から貝型丁番(シェル型ヒンジ)という名称を付けました。

天然の貝を使用したシェルパッドは服飾に使用される貝ボタンの世界有数の生産地域である奈良県の工場で熟練職人達の手により一つ一つ丁寧に作られています。素材としては古くから高級時計の文字盤などに使用され宝石と同等の扱いをされてきた貝ボタンの最高級とされる白蝶貝、大粒の南洋黒真珠の母貝であり高級工芸品にも使用される黒蝶貝、熱帯から亜熱帯地域のマベ真珠の母貝であり、細かな真珠層から生まれる虹色の光沢が特徴である茶蝶貝の3種類です。

最新のシステムで制御されたマシンメイドと古い道具や手による伝統的な製法をブレンドした工程により作り出されるこのパーツは天然素材ならではの深みのある光沢と滑らかな質感や肌触りが特徴です。

前側と後側に設置された2つのブリッジの中央部の一部が交差した状態になった独特な形状を持つクロスブリッジも10eyevanの為にデザインし金型から開発したオリジナルのチタンパーツになります。

それぞれのブリッジの正面見縦幅は1.0mmと0.7mmと非常に細いのですが、この2つのブリッジを合わせ、リムのロウ付け箇所を前後4カ所に設置する事により適正な強度を確保する事が出来ました。

美観性と機能性という2つの異なる要素に対しどちらも妥協する事無く双方が調和するポイントを探求するという作業を細部のデザインまで行っています。このブリッッジも美しくて軽く頑強な物に出来上がりました。

甲丸な割智から丸みのある形状を維持したままエンドチップへと繋がっていくβチタンのテンプルも10eyevanの為に一からデザインしたオリジナルパーツの一つになります。

最細部が0.9mmというワイヤーの様な形状を持つこのパーツは、βチタンという素材の特性を活かし様々な顔型に合わせて柔軟にフィットするという特長があります。デザイン的には、細い直線と緩やかな曲線のみで構成されたミニマルなものですが、18Kやシルバー925という存在感のあるエンドチップと繊細なパーツで構成されたフロントとのバランスを調整し繋ぐ役割を担っています。

装用時に鼻へ掛かる重さの負担を軽減させる為に、眼鏡の後方部に重しとなる物質(鉛など)を設置してバランスをとるという18世紀頃の眼鏡に見られた構造をモチーフとしたパーツです。

前方部と後方部の重さのバランスを保つために、テンプルの先端に同じ体積でもチタンに比べ比重が重い18金のエンドチップを設置しました。これによりエンドチップのデザインを大きくする必要が無い為、コンパクトで美しいフォルムを持ちながらも、道具として必要な機能を有したパーツが出来上がりました。

装用時に鼻へ掛かる重さの負担を軽減させる為に、眼鏡の後方部に重しとなる物質(鉛など)を設置してバランスをとるという18世紀頃の眼鏡に見られた構造をモチーフとしたパーツです。

前方部と後方部の重さのバランスを保つために、テンプルの先端に同じ体積でもチタンに比べ比重が重いシルバー925のエンドチップを設置しました。これによりエンドチップのデザインを大きくする必要が無い為、コンパクトで美しいフォルムを持ちながらも、道具として必要な機能を有したパーツが出来上がりました。

美しい道具は美しいパーツの集合体であるという考えの基、
10種の特別なパーツで構成された眼鏡を作り上げました。

10 eyevan は EYEVAN デザインチームのデザイナーを務める中川浩孝が「美しい道具」をコンセプトとして、
自らの美意識に基づき純粋に美しいと思えるデザインと機能性を具現化したアイウエアです。
美しい道具は美しいパーツの集合体であるという考えの基、パーツを吟味・考察し
3年以上の歳月をかけて10種の特別なパーツで構成された眼鏡を作り上げました。
10種のパーツは、六角星型の美しい形状を持つβチタン製のトルクスネジ、トルクスネジの機能性を最大限に生かしたフォルムをもつ割智、
約40年間リム線を開発し続けて来た職人によるチタンリム、独特なカーブ感を持つ高機能2ベースカーブレンズ、
特許を取得した本体への設置構造をもつシェル型丁番、奈良県の貝ボタン工場で生産される天然貝のノーズパッット、
2つのブリッジが交差した独自の構造をもつクロスブリッジ、βチタンの特性を生かした柔軟性のあるワイヤーテンプル、
18金、シルバー925のバランサーエンドチップなど、いずれも美しい形状と機能性を併せ持つオリジナルの特別な物です。
またそれぞれのモデルに、ワタリにスライド機能を持たせた画期的な構造をもつ専用のクリップサングラスをラインナップしました。
日本人の独自性のある美的感覚と熟練職人たちの卓越した技術を合わせて作る美しい道具が出来上がりました。